BUNGUBOXのオリジナルボトルインク


BUNGUBOXオリジナルボトルインク Ink tells more

BUNGUBOXオリジナルボトルインク Ink tells more

2018年11月、ブングボックス完全オリジナルのボトルインク『Ink tells more』誕生。

これは『インクが主役』というコンセプトのもと作られたブングボックス完全オリジナルのボトルインクです。

透明度の高いガラスを使用する事でより美しくインクの色が映えます。またお客様が使い切りやすい容量として30ml入を設定。さらにリザーバーがなくてもインクを吸いあげ易いように試行錯誤を繰り返して瓶の形を設計しました。その結果、それはまるでハイヒールのような形状になりました。ガラスのハイヒール!
またこの美しいボトルにシールを貼ることはせず、どの角度からもインクが見えるようにし 瓶の蓋も透明にしました。
こうする事でねじ切りのところにインクが溜まるとインクの色がとても美しく、スケルトン万年筆の首軸のように楽しめます。
『インクが主役』を徹底させた結果生まれた どこにもないインクボトルです。
ハイヒールのようなこの形状は現在特許出願中でこのボトルを、「HEEL(ヒール) SHAPE(シェイプ) BOTTLE(ボトル)」 と名付けました。

BUNGUBOXオリジナルボトルインク Ink tells more

BUNGUBOXオリジナルボトルインク その歴史とこれから・・・

ブングボックスのオリジナルインクは2009年2月15日に『御前崎の夕焼け』から始まりました。
2018年11月現在、季節限定色と合わせると43色+東京メトロカラー9色になります。
インクはセーラー万年筆さんに作って頂いています。
オリジナルボトルインク製造当初(BUNGUBOXオリジナルインク1期型)の瓶の形は セーラー万年筆のインクブレンダー・石丸さんが考案された美しい八角形のボトル。そのインクの色で、ボトルに貼るラベルの絵を描くことを思いつき、当時スタッフとして働いてくれていたイラストレーターの松浦(現在は大内)愛矢子さんにラベル絵を描いてもらいました。

瓶だけでなく、蓋にもインクを連想させるイラストシールを貼り付け。そのインクの色の説明(私たちはインクの能書きと呼んでいました)をA4の紙に印刷し、カッターで切って中に収めました。全て手作りの、こだわりのあるオリジナルインク誕生です。

この1期型はお陰様で徐々にその名前や色が日本国内のみならず、アメリカや東南アジアなど世界に広まり、多くのユーザーを得る事になりました。それゆえに、当時の1色12個の入荷数では追いつかなくなりました。

BUNGUBOXオリジナルボトルインク 1期型と2期型

受注残がどんどんと増えていく中でお客様をお待たせしないで済む方法として、現在のポッテリ型(笑)の瓶に変更。これにより1色100個の入荷数になり、その受注残を解消。提案をして下さったのはセーラー万年筆さんです。実はこの形は、セーラー万年筆さんのインクの通常商品に使われているものと同じでした。
そのため、瓶を変えるにあたって私はそのパッケージ(箱)はBUNGUBOXらしいオリジナルなものにしようと考えました。見た目にももちろん拘りました。そして、輸送途中の破損事故などが出来るだけ起きないように工夫をした箱が完成しました。パールニス仕上げの黒い下地にしたことで黒い下地は光沢のあるグレーに見えるようになり、そこにブングボックスのロゴマークを金の箔押しで入れた、品のある豪華な外観。底部分を二重底にし、さらに瓶の蓋をしっかりと挟み込むように中紙を折り込みました。これで中の瓶はしっかりと守られます。

インクの説明書も海外のお客様を考えて日本語と英語の両方の表記。たくさんのこだわりと思いが詰まったキューブ型パッケージが誕生しました!
BUNGUBOXオリジナルインク2期型です。これも3,000円という価格にも関わらずたくさんのファンの方たちが購入してくださり今日に至っています。

BUNGUBOXオリジナルボトルインク

そして・・・
昨年末(2017年)頃に、このオリジナルボトルインクを作ってくださっているセーラー万年筆さんから、ボトルの形状を変える話が来ました。
現在、セーラー万年筆さんの極黒(きわぐろ)や青墨(せいぼく)に使われている角型ボトルです。
せっかく作ったキューブ型パッケージだったのに…とは思いましたが、そう決まったのなら仕方ないかと、今度はそれを入れるパッケージを考えていました。

その形は、実は「ハイクラウン型」でした。昔食べていた、森永のチョコレートの名前です。フェアリーカードを集めるのが目的で買っては食べていた、そのハイクラウンチョコレートの箱の形が思い浮かび、納得のいくその形も決まりそうな時に、また私の悪い癖が(笑)・・・
「これで作ってもまた何かのタイミングでボトルの形が変わる時が来るかもしれない・・・
それならいっそ完全にBUNGUBOXのオリジナルのボトルを作った方がいい!」
と、私の中で誰かが叫びました。
そして私は大きな決断をしました。
今年の2月くらいから動き始め、ガラス工場の方々と試行錯誤の結果、ついにBUNGUBOXだけのボトル瓶が6月の終わりに出来上がりました。
『インクが主役!』というコンセプトのもとに製作。購入するお客様が使い切れる容量にする事と、リザーバーが要らない事をポイントとして考えて生まれた形。
ガラスのハイヒールのようなこの美しいボトルを、HEEL SHAPE BOTTLE(ヒールシェイプボトル)と名付けました。

BUNGUBOXオリジナルボトルインク HEEL SHAPE BOTTLE(ヒールシェイプボトル)

そして、その奇抜で美しい形ゆえボトルにはシールを貼らず、また『インクが主役』というコンセプトから瓶の蓋を透明にし、ガラス片を散りばめることにしました。ねじ切りのところにインクが溜まるとインクの色がとても美しく、スケルトン万年筆の首軸のように楽しめると考えたからです。

ふた

これがBUNGUBOXオリジナルインク第3期型です。
どこにもない、機能性とデザイン性を凝縮した素晴らしいモノになったと思います。

それと並行して、そのボトルを収めるパッケージを考案。ハイクラウン型が結構気に入っていたので、そこからイメージを膨らませた結果、形はジッポライターのようになりました。

この箱の一番の見せ所は、その開け方です。ジッポライターの蓋を開けるように金の半円の部分を軽く押すとそこからミシンの縫い目のようになって留まっている蓋部分がはがれ、さらに両サイドを抑えるとサイド部分のミシン目もはがれ、上に向かって開きます。
開いた中にはインク瓶が鎮座。一度開けばあとは何回でも開け閉めできます。
まさに 『 開封の儀 』 です。一度深呼吸をして、静かな気持ちでこの『開封の儀』もお愉しみ頂けたらと思います。

ボトルパッケージの外側のデザイン

ボトルパッケージの外側のデザインは、有難いご縁を頂いて、本の装丁デザインを手掛けている山崎登氏に依頼。いくつかのデザインの中から私が選んだのは、本当にシンプルなものでした。地の色は『白』で、そこには『Ink tells more』の文字と
『BUNGUBOX』の文字と『ロゴマーク』が金の箔押しで入れられているだけです。白にはパールニス加工をして光沢を出し、品のある高級感を演出しています。
白は他のどんな色にも邪魔をしない。 ここにも 『インクが主役』というコンセプトが生きています。

山崎登氏 プロフィール 都立工芸高校卒業後、日本デザインセンターに入社、原弘氏に師事。
1998年、山崎デザイン事務所を設立。
主に、書籍・豪華本・写真集・辞書などの装丁、デザインやファンシーペーパーの監修、ノートなど文具のデザインをしています。
  • ライプチヒ「世界で最も美しい本」金賞受賞
  • 造本装丁コンクール文部大臣賞など受賞
  • 第18回文具大賞デザイン賞グランプリ受賞
ボトルパッケージの外側のデザイン

また、このインクの撮影はF-1カメラマンの金子博氏に頼むことになりました。
金子博氏は、私のいとこの旦那様で、実は私は自分の成人式の写真を彼に撮ってもらいました。
ここまでこだわったインク達なので写真もプロに頼もう!と思ってまっさきに頭に浮かんだのが、金子博さんでした。
二つ返事でOKしていただき、撮影は、彼の事務所のある、大森は山王。駅からすぐのマンションの一室。

構図決めには特にこだわりました。
納得のいく写真が撮れないと許せないという拘り。シャッターをきる時は、鬼の形相、あの優しい笑顔で私を出迎えてくれた金子さんは一瞬いなくなります。今回選んだ18個のボトルをそれぞれ3つのショットとランダムな色を混ぜ合わせたフリーショット…
そんな撮影の合間の雑談で 金子さんはいつも通りのやさしい笑顔で今から30年くらい前、F-1の聖地、モナコグランプリの撮影に訪れていた時のエピソードも話してくれました。

金子博氏 プロフィール 1953年 東京は大森 山王の 寿司屋の長男に生まれる。
生来からの、自分で決めた処しか歩けない性格にて、1976年に初めて富士で見た F-1レースの写真撮影の道を歩き始めて、他のジャンルには全く見向きもせず今に至る。完璧な他に潰しの効かない不器用な写真屋。
そこそこ 経験が長いだけにカメラは ニコンF、ニコマートから始まってF-6まで。
デジタルカメラも D-1からD-3までニコン製品を愛用中。
写真撮影も好きだが、 ホントは下手だけど運転が好き。
暇な時には、バイクに乗ったり磨いたり。
カタコトの英語を使えてしまうがために、あのF.I.A.からアジア地域のF-1カメラマンのまとめ役を仰せつかり結構苦労もしている。
Formula One Photographers Associationと云う団体にも参加しており、レース写真の普及と発展にも微力を捧げている心算になっている。
高校の同級生に関根勤、後輩に中谷明彦と薬師丸ひろ子。

BUNGUBOXオリジナルボトルインク Ink tells more

当時、日本人として有名なF-1レーサーであった、中島悟さんのブランド『PIAA』があり、そのブランド品の中にあった 香水瓶の撮影をモナコ市内が見渡せる丘の上でしたというのです。
それから時を経て今回、BUNGUBOXオリジナルインクを撮影する事になったわけです。
モナコに憧れている私には素晴らし過ぎる偶然でした。
撮影にはかなりの時間を費やしました。膨大な量の写真達。今回はこの画像にもご注目頂けたらと思います。

2019年2月15日、BUNGUBOXのオリジナルインクが誕生してちょうど10年となります。
その節目を迎えるにあたって素晴らしいオリジナルインクのボトルとパッケージが出来上がりました!

初回生産カラー:18色

とても思いのある今までのインクをこの機会に見つめなおし、まずはこの18色から始めることにしました。

この製作に関わってくださった多くの人達に心からの感謝を込めて、皆さま、ぜひこのインクをお手元に置いてかわいがってください。