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その歴史
1809年、イギリス人のフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが、
ペン軸にインクを貯蔵するペンを発明し、特許を取得したのが最初。
同年、イギリスのジョセフ・ブラマも同様の特許を取得しており、
この頃から「fountain pen」(英語で泉のペンの意)と呼ばれるようになりました。
それから後の、1883年、アメリカ人の保険外交員、ルイス・エドソン・ウォーターマン氏が
考え出した筆記具が「万年筆の元祖」と呼ばれています。
ウォーターマン氏が出す以前のものはインクのボタ落ちが多く、使い勝手も悪かった様です。
彼はインクの制御に毛細管現象を応用し、今までにあった問題点をほぼ完全に解決しました。
現在、世界中で生産されている万年筆は全てこの毛細管現象を応用しています。
万年筆は1960年代頃までは、手紙やはがき、公文書などの文書を書くための筆記具として主流でした。
しかし、徐々にボールペンに取って代わられ、1970年代に公文書へのボールペンの使用が可能になり、
またさらに書き味に癖がなく安価で低筆圧筆記具である水性ボールペンが開発されたことにより、
事務用・実用筆記具としてはあまり利用されなくなっていました。
しかし近年、万年筆の希少性・独自性が見直され、再び万年筆を使用する風潮がひろがりつつあります。
そのデザイン性、希少性に着目し、コレクターズアイテムとしても注目されています。
そのしくみ
万年筆は、細かい溝が彫られたペン芯という部品をインクが伝ってペン先にいき、
スリットというペン先の裂け目を伝って文字が書かけるようになっています。
使わないときもボタ落ちしないで、紙に軽く触れるとインクが流れて字が書けるのは、
毛細管現象を応用しているからです。毛細管現象は、ペン先とその裏に取り付けられた
ペン芯との絶妙な接触の度合によって機能しています。
この度合いを変更することでインクの出を調節できますが、それが不適切な場合、
インクが漏れたり、字がかすれたりします。
ペン先の調整というのは、この度合を適切にする事です。 |
ペン先
金(Au)を使用したものが代表的です。これは、インクの酸におかされず、さらに適度な弾力性と書き味が出るからです。このほかに、ステンレス製のものもあります。 |
ペン芯
ペン先にインクをスムーズに送るために大切なところです。ペン先にインクが流れた分だけ胴内に空気を入れて、ペン先に毛細管現象を起こし、インクが流れるような特殊な構造になっています。 |
ペンポイント
文字を書く場合は一定の筆圧でがかかるため、金のような柔らかい金属では先端が磨耗してしまいます。その為にペン先の先端には耐磨耗合金がついています。ここに使用される材料には、イリジウム(Ir)オスミューム(Os)の元素からできています。
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首軸
ペン芯が内蔵されています。ペン先を固定しています。 |
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胴軸
インクの貯蔵部であると同時に、握りやすい太さ・形になっています。材質としては、プラスチック・セルロイド・真鍮・ステンレス・銀・天然木などが使われています。仕上げには、ラッカー塗装・漆塗り・蒔絵などで表面を装飾したものなど、多くの種類があります。
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ペン先の種類について
ペン先には、細いものから太いものまで様々あり、使う人の個性を表現することができます。
ここではごく一般的なペン先だけご紹介します。
インクの入れ方
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・カートリッジ式
インクがプラスチックの容器に小分けされています。差し込むだけで簡単にインクの補充ができます。カートリッジの形状はメーカーやモデルによってちがいます。
・コンバーター式
ボトルインクから直接インクを吸入して使います。今の万年筆にはこのコンバーターとインクカートリッジのどちらも使える両用タイプが一般的です。その、用途によってつかい分けることが可能です。
・吸入式
ボトルインクの中に直接ペン先をいれて、尾栓を回転させる事によって胴軸内のピストンが上下してインクを吸い上げる方法です。多くのインクを入れることができます。
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インクについて
インクは化学製品です。万年筆にお使いいただく時は、原則としては
万年筆と同じメーカーのものがよいとされています。
また、ちがう色を混ぜることも厳禁です。(中には混ぜることの出来るインクもありますが。)
昨今は、様々な色のインクが出ており、見ていても楽しい限りです。
当店ではお客様に万年筆ライフをより楽しんでいただくために、ペンをよく洗浄して頂いてから、
次のインクをいれることなど、説明させて頂いた上で、他社のインクを販売することもございます。
いろいろな、インク色を楽しんで頂けることが何よりもうれしいからです。
ペン先を洗って新しい色のインクを入れることの手間が、手間でなく
楽しみとなってくださればこれ以上いうことはありません。
まさしく、スローライフにぴったりな動作ですね。
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